2012/02/13
東電に国の資金支援が出るかもしれない
東電に約6900億円の資金支援が出るかもしれない。
これが出ると、国から東電へ流れるお金は合計で1兆5800億円になる。
国からって表現するとあいまいだけど、それは国民が税金として納めたお金だよ。
僕の貧弱な頭ではどうとらえていいのかわからない。
「3.11が起きた。賠償責任が発生した。給料を出した・ボーナスを出した。賠償するのにお金が足りない。だから、公的資金(他人のお金)を使おう。」こういう構図にしか見えない。
「ボーナスが出るのは変だ」とか、「社員全員最低賃金にしろ」とか、そういう方向での感じ方をしてしまう。だけど、良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、そういうことはまぁいいのだ。
問題は、「どうとらえるか」。
この現象を、自分にどう取り込むか。
人生哲学にどう組み込むか。
行動理念にどう組み込むか。
そういう、自分の行動・発言・考え方の基盤となる部分にどう組み込んでいくのか。
そして、僕にとっては「子供たちにどう伝えてるか・どう答えるか」だ。
ちょっと考えてみたけど、どうも、ポジティブな方向には行きそうにない。
癒着とか黒いカネとか、そういう大きな悪いヤツを想像してしまう。
「社会がそうなら、自分にも考えがある」とか、とっても行きたくない方向に行きそうになる。
ネガティブな方向に考えてしまう。
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201202130040.html
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国からっていうと?だがつまり政府からってことだ。
返信削除政府は国民から金を借りてて、その金を東電に渡してるということになって、東電は国民の生活を支えているので(今回はやっちまったが)、政府は遠まわしながら国民のために行動してる。
ただそのやり方に違和感を覚える国民が多い。
金貸してるんだからもっと使い道考えろよ、なんで大失態やらかした東電なんかに金渡すんだよ、という感じ。
普段は気づかないけど電力会社に国民の生活はかなり支えられてる。電力のない生活なんて考えられない。
だから普通の会社みたいに潰れてもらったら困る。
ただその支えられ方をよく知らない、知らなかった。
原子力発電がどんなものかも知らない。
誰が責任者でどんな経営をしていているかも知らない。
知らないのをいいことに任せっぱなしになっていた。
それが今回の事故で露呈した。
国民はやっとその一部を知る機会を与えられて、一時はデモなんかも盛り上がったが、一年を迎えようとしてもう下火になりつつある。
元の知らなかった状態に戻ろうとしている。
直接自分の財布から東電に金を渡すわけじゃないし、ほとんどの国民の生活レベルは事故後も大きく変わっていない。
資金支援以外にも多分色々問題はあるんだろうけど、それを知る機会は大幅に失われている。
結局のところ、じゃあ自分はどうしたいのかということに尽きるんじゃないだろうか。
関わり方は色々あるだろう。
政府がおかしいので選挙や署名や嘆願書でやり方を変えてもらうのか、東電や原子力発電に頼らない方法を提案・開発する、あるいはそういった人材を育てるのか、デモや運動を起こしたりブログなどで発言したりして国民に再び広く知ってもらい世論を動かすのか。
あるいはそういった活動を行う人物に協力するのか。
そもそも行動するのかしないのか。
疑問があって行動原理があるのなら行動すべきだろう。
疑問はない、もしくはあっても行動原理とならないのならほっとけばいい。ほとんどの国民はそうだし。
ただ、疑問もないのに(考えもなしに)行動原理(例えば「事故を起こしたやつらを助ける義理はない」みたいな思想)だけで行動するのは愚かなことだと思う。
子供の教育という点で言うなら、まずは疑問をもたせること。そのための材料を惜しみなく提供すること。
そして自分(たち)で考えさせることが大事なんじゃないだろうか。
などと長々コメントしてみた。
>こーえん
返信削除ふむぅ。
結局そこ(自分はどうするか)ってとこだよね。
前半部分は、俺の脆弱な頭では、つかみきれなかったから、コメントできない。すまん。
だが、「子供には材料を与える」ってとこはハッとしたよ。
そういえば俺もそういう考えだった。
しかも実践してた・・・。
このケースについてだけ、なぜかどうしていいかわからなかったんだ。
結論は押し付けない。伝えるだけ。
思い出させてくれてありがとう。