2010/05/04

プロ直伝「ギャグ返し」講座




読むのにかかった時間:45分位かな(お風呂に入っている間に読み終わった)

タイトル:プロ直伝「ギャグ返し」講座
著者:浅井企画放送作家セミナー
発行所:株式会社講談社
とこまライン:P.26~P.29(「ここまで」という意味ではい。この範囲を読めばだいたいの雰囲気がつかめる。)

構成は正直いいとは言えない。ちゃんとした文章構造(段落レベルで)を求める読み方をするとイライラする。また、表面的なことが大部分で、抽象化・掘り下げがなされていない。
ただし、ぱらぱら読んで参考にするにはよい。

◆この本で学んだこと(★は、特にためになったと感じたもの。)

(1)★柔軟な連想(意味じゃなくて言葉を追う)
意味じゃなくて、単純に言葉を追うことで、柔軟な発送につながることがある。

-具体例①-
「キャバクラどう?良い娘いるよ~」
「いや、今日は悪い娘のほうがいいんで。」

-具体例②-
「花見なのに花が見えないじゃないか」
「話に花が咲くからいいかと思いまして」

(2)★自分を下に
目上の人を笑うのは難しい。後輩の方が笑いやすい(≒冗談で笑いものにしやすい)。
だから、自分を下に設定するような発言は笑われやすい。

-具体例-
「なんで合コンに呼ばなかったんだ」
「女性陣のリクエストがブサイクな男だったので」

(3)今わかりました系とぼけ
今まで勘違いしていたことにしてしまう手法。

-具体例-
「ああ、打ち合わせにしてはやけに楽しかったので、変だなと思っていましたが、あれは合コンでしたか」

(4)★ひらめかなかったらもう一段掘り下げてそこで勝負
ボケるために、理由を掘り下げていって、ボケるチャンスを探す。
1つ掘り下げて見つからなかったら、もう一段掘り下げる。

-具体例-
誕生日忘れた
→なんで?(ひらめかないからまともなほうこうでもう一段掘り下げる)
→プレゼントの準備が間に合わなかったから
→なんで?(ひらめかないからまともなほうこうでもう一段掘り下げる)
→時間がなかった
→なんで?
→(はっ!!!)
→「忘れてたわけじゃないよ。マスゲームの準備が間に合わなかったからお祝い出来なかったんだ」

(5)★ピンチはカウンターで言いづらいことを言うチャンス
-具体例-
「私の陰口をたたいているそうじゃない」
「好きな先輩のことって、つい悪く言っちゃうんです」

これ、自然と思いついてた。明文化して再認識した。

(6)突っ込みやすいスキ
相手が突っ込みやすいスキをつくる。
話ででもいいし、見た目でもいい。

-具体例-
「洋服のタグをつけたままにしておく」
「Tシャツをウラオモテに着ておく」

(7)誇張法
ありえなさで笑わせる。「いや、ありえないだろw」と思わせる。

(8)「突っ込みたい」と思わせる

(9)★笑わせるより笑われろ
「面白いことを行って笑わせよう」という考え方だけでなく、「アホなことを言って失笑されよう」という考え方も持っておこう。知ってたけど、しっかり分けて認識してなかった。

(10)天丼
言わずもがな。でも、しっかり認識しているかどうかで差が出ると思う。

(11)「なんだよそれ」な条件
いきなりは落とさない。あとで「なんだよそれ」な条件を持ってくる。
ワンクッション置くことでショックが和らぐ効果もあると思う。

-具体例-
「2次会あるの?」
「あるよ。半年後くらいかな。」

(12)★SMAP法
-具体例-
「俺の名前覚えてる?」
「木村?」「中居?」「香取?」「草なぎ?」「ああ、稲垣?」
「俺SMAPじゃねぇよ!」

メジャーなものを持ってくることがポイントかな。

(13)手のひらを返す
マジ会話でなくて、そういう流れが許されるような会話では使って良い。

-具体例-
A「サザンは古いよねー」
B「そうだねー」
C「え?私サザン好きなんだけど」
B「だよね。やっぱ時代はサザンだよねー」

念のため言っとくけど、具体例は抽象概念を説明する例として挙げただけで、それ自体がおもしろいかどうかということじゃないよ。

さて、ここに学んだこと書いちゃったから、ハードル上がっちゃったなぁ。
でもそれも想定の範囲内さっ。
その上がったハードルを越えてやろうじゃない。

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