2012/08/30

さみしがりやのビー玉




解法が美しすぎて、生きててよかった、と感じた問題があるので紹介したい。


――さみしがりやのビー玉―――


ここに赤いビー玉と青いビー玉が100コずつある。
このビー玉を両手で持って、何度も振って混ぜ、上に放り投げてばらまいてみる。
じつは、このビー玉はとてもさみしがりやだから1人ぼっちだと泣いてしまうんだ。
だから赤玉と青玉を1つずつ線で結んでペアにしてあげよう。
あ、でも、線と線が交差したらだめだよ。
そして散らばったビー玉を動かすのもだめなんだ。

誰ともつながってないビー玉を残さずに、ちゃんと100コのペアを作ってあげる事ができるかな。

―――




この問題は下の問題をもとに作成したものだ。

Q:平面上に赤い点と青い点がn点ずつある。どの3点をとっても、同一直線上には並んでいない。赤い点と青い点それぞれ1点ずつを組にして、n組を作る。組の赤い点を青い点をそれぞれ結んだn本の線分がどれも交差しないようにすることはできるか。


この解法が美しすぎて、「数学に触れててよかった」を通り越して、「生きててよかった」と感じた。
しかもこの解法は、小学生にも理解できる内容であると思う。そこがまたすばらしい。

こんなに美しいものがこの世にあるなんて!
数学に触れててよかった!
生きててよかった!


2012/08/17

横浜理系講師会 第1回勉強会



少し前の話ですが、去る7月22日に第1回勉強会を実施しました。
しかし、それ以上に、他のメンバーの解き方を見ることができたこと、そこから得た発見が大きかった。同じ問題でもアプローチの仕方が全然違うことがあり、「その考え方・ひらめき、は僕の中にはないなぁ」と感じさせられました。
僕にとっては、非常に有意義な時間になりました。
☆速報☆

参加者は3名。
各自が「これは!」と思った問題を持ち寄り、解き合いました。
問題そのものについても、面白かったり、楽しかったり、興味深かったりして、たくさんに発見がありました。


次回は、夏期講習後になると思います。
講習中に面白い問題を見つけ出して臨みたいと思います。

第2回勉強会は8月30日に実施予定となりました。
興味のある方はお問い合わせください。