2010/05/02

11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業


読むのにかかった時間:60分くらい(風呂に入っている間に読んだ。まさか、そんなに早く読み終わると思わなかったので、時間計ってなかった。もっと長期間かかると思っていた。)

タイトル:11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業
著者:田口智隆
発行所:フォレスト出版株式会社
とこまライン:P.52~P.67(「ここまで」という意味ではい。この範囲を読めばだいたいの雰囲気がつかめる。)

たまたま、待ち合わせまでに時間があったのではいった「リサイクル本屋」でみつけた。ちょっとめくってみたページに「バフェットの子供の頃の話」が書いてあって、なにか感じるものがあったので購入した。こんなに短時間で本を読んだのは初めてかもしれない。タイトルと内容は一致してない気がしたけど、そんなこと大したことじゃないからいいか。

◆この本から学んだこと
(1)17歳のバフェットのビジネス
・壊れたピンボールマシンを格安で購入
・修理して理髪店に設置
・1回5セントで、売上を理髪店とバフェットらで折半
要するにレンタルみたいな感じだと思う。ポイントは、「場所に払う費用がかからないこと」「理髪店もバフェットも得する(≒WIN WIN)」辺りかな。抽象化して覚えておきたいのは、「無駄になっているスペースを見つけて、そこに集まっている人のニーズに合わせた物を設置するとビジネスになる」「運営・管理を任せてしまって、完全に不労所得化する」ってことか。
もう一つここから学んだことがある。「仕組みを作った者」が儲かるということ。「仕組みの中で働く者」ではないということ。バフェットは仕組みを考え、バフェットと理髪店が形にした。これを運営しても、これを運営・管理していく者(≒理髪店の従業員)が儲かるわけではない。彼らの仕事(=ピンボールマシンの管理)は増えるが、彼らの収入は増えない。

(2)引き際
「すでに投じた資金は戻ってこないけれど、継続することによる将来的な損失は食い止められる。」という考え方。もちろん、知っていたけどね。でも、身についていなかった。
今回この本で触れたことで、ようするに「今と今まで」じゃなくて「これから」に目を向けるってことだと思った。それは、私が「自分の基本姿勢」として考えているものの1つで、引き際についてもそことつなげて考えればいいってことに気付けたのが大きい。
「将来的な損失」に目を向けよう。

(3)株式を購入するときは
「『10年間市場が閉ざされても持っていて幸せだと思えるもの』しか買ってはならない」とバフェットはアドバイスするらしい。
「信頼できる会社・好きな会社の株を購入する」という見方なのかな。あんまり持ってない考え方だからそういう見方も持っておこう。

(4)ストップロス
FXのシステム・ツールの1つ。「これ以上損失がでたら自動的に決済します」というラインを設けておくものらしい。だが、私の知人が「そういうものではない」といっていた記憶もある。このようなシステムがあるのかどうかはFXのリスクの大小に大きな影響を及ぼす。これがあるなら、FXは手をだすことを検討してもいい。調べてみよう。

(5)確定申告めんどくさい
「バフェットは13歳でやっていたのだから、あなたにできないはずがない。」
「たしかに!」「やってみよう!」という気にさせてくれる。

(6)13歳のバフェットのビジネス
新聞配達をしていたが、ただの新聞配達ではなかった。ワシントン・ポストを配りながら、同時にライバル誌のタイムズ・ヘラルドを配っていた。どちらかの顧客が解約すると、もう一方を売り込んだ。また、雑誌も配達しており、これも売り込んでいた。

なってこった!頭良すぎる!時間効率良すぎ!!!

(7)週末起業で経費!
サラリーマンでも、週末起業して確定申告すると経費が申請できるらしい。
やらなきゃ損だろ!しらべなきゃ経費!

(8)アレルギー撃退
確定申告に対する「コワイ」「めんどう」といった負のイメージを払拭する。

抽象化して覚えておきたいのは、「先入観とか勝手な推測で負のイメージを持たないこと」「とりあえずやってみて経験してみるまでどうだかわからないという考え方をすること」。

(9)REIT
不動産投資信託。安いものであれば1口10万円程度。
投資家から集めた資金で物件を購入し、そこで得られた賃料や売却比を分配金として投資家に配分するというものらしい。賃料が分配金として配分されるならなかなかよさそうだ。株式に投資しているのではないところがポイントだと思う。株と違って、不動産は借り手がつきさえすれば利益を生む。これは要チェックだ。
個人で不動産投資を始める前に、不動産投資に関する知識をこれで手に入れておくというのもかなりいい気がする。

(10)保険の選び方
「結局最後まで払い続けるといくら払うことになるのか」と「それを上回る保険料を手に入れるには何回入院すればいいのか」を考える。計算結果が、「79歳までに10回入院すればいいのか」だったら、ちょっと考えもの。

(11)チェックしたい本
▼『賢明なる投資家』(ベンジャミン・グレアム)
バフェットは「まるで神をみつけたみたいだ」と言ったらしい。

▼『年収200万からの貯金宣言生活』(横山光昭)ディスカヴァー・トゥエンティーワン
「90日プロブラム」で貯金力をつけよう、という紹介があった。具体的な方法が書いてあれば読む価値があると思う。

▼『投資信託にだまされるな!』(竹川美奈子)ダイヤモンド社
投資の入門書としていいようだ。

▼『「無税」入門』(只野範男)飛鳥新社
「始めて確定申告をする人には一読の価値あり」らしい。

▼『不動産投資の学校(入門編)』(日本ファイナンシャルアカデミー)ダイヤモンド社
「不動産投資の入門書として最適の1冊」らしい。

▼『生命保険入門 新版』(出口治明)岩波書店
「生命保険の仕組みがよくわかる「生保」の入門書」らしい。

▼『生命保険のカラクリ』(岩瀬大輔)文藝春秋
「入ろうと考えている人必読の書」らしい。

◆この本を読んで実行すること
ストップロスについて調べる。(明日中)
経費を申請する条件を調べる。(明日中)
REITについて調べる。(明日中)

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